2008年12月20日 めくれる快感...
デントリペアラーにしか分からない感覚だと思うんですけど、キツイへこみがめくれ上がってくる時の快感ってのがあると思うんです。
デントリペアを始めた頃だと断念してしまっていた領域なんですけど、ある程度経験を積んで、深くて鋭角なへこみでも修理できるようになると、この感覚が味わえるんじゃないかと思います。
鋭角にへこんだ場合、鉄板が伸びていて裏から押し上げようとしても伸びた鉄板がつっかえ棒の様に突っ張ってなかなか出てきません。
またツールの先がどこを押しているのかも見えにくくて、塗装面がブツブツになってしまいやすいです。たぶんデントリペア業としてやっていく際の最初のハードルなのかもしれません。
でも、こういう鋭角なへこみを持ち上げる時の緊張感と、その時の劇的に景色が変わる瞬間が快感になったりもするんです。この感触って、同業者としか共有できない貴重な感覚かもしれません。
今回のケースもちょうどそんな感覚を味わえたへこみでした。
また例によってレガシーなんですけど...苦笑
ドアパンチというよりドアチョップでしょうか。どうやったらこんなにヘコむんでしょうかねえ。さすがに塗装の傷が割れそうな感じで完全には押し上げれませんでした。
また、ドアにも強烈な一撃を受けており、上下に30センチ以上の縦筋になってました。とりあえず目立つへこみだけ出すということで対決しましたが、上下のへこみの間にインパクトビームがありました。
だからこんなへこみ方するんですね。
インパクトビームもちょうど鉄板に接着してある部分で、これまた難儀な場所でした。
今回の修理は、どれも鉄板がめくれ上がってくれて良かったですが、かなり疲れました。(笑)
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