2008年11月17日 鉄にも感情?
「鉄にも気持ちがあるのかな?」とデントリペアをしていると思うことがあります。
元の姿に戻りたがっている鉄と、もうこれ以上は変形したくないと思っている鉄があるような...
今回の鉄は、後者だったのかと思うほど、最後の最後まで抵抗してくれました。
被デントリペア国産車No.1ではないかと思われるレガシーだったのですが、ドアパンチでは、こうはヘコまないだろうという感じの底が丸くて深いへこみでした。
プレスラインはそれ程変形していなかったのですが、肩の部分に膨らみが出てしまっているので、それなりに強い力でヘコまされたんでしょう。
とにかく押しても押しても元のへこみに戻りたがるヤツでした。仕上がりにはやや不満が残ったのですが、お客様には満足していただけました。
ただ、職人としては、「何でそこまで頑固なんだ?」と逆にこちらがヘコまされる相手でした。
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