2007年03月31日 結構大変な...
デントリペアに限ったことではありませんが、クルマの低い位置の修理って大変なんです。目線の高さを地面擦れ擦れにキープしての作業は通りすがりの人が見ると一体何をやってるの?と不思議な光景に映るでしょうね。
今回は、納車間もないプレマシーに自転車が倒れてきたらしく、またしてもお気の毒なお客様でした。(まあ、気の毒でないお客様なんて居ないのですけど...)
新車を買ったばかりの時って、念願の宝物をやっと手に入れて、これから大切にするぞーって新鮮な気持ちになっていますよね。なのに、よりによってなんで...こうなるの?って、ほんと悔しいですよね。
まずは、修理前の状態です。自転車が倒れてきて、この位置にヒットしたということで、結構衝撃は大きかったと思われます。筋状のキツイへこみになってます。でも辛うじてプレスラインは避けてくれていて不幸中の幸いでもあります。だけどこの位置の修理はキツイよなあ...といった感想です。
ドアの下半分を直すときは内張りを外します。プレマシーのドアはサービスホールが無く、樹脂製のパネルで覆われていました。ですが、パワーウインドウの機構と一体になっていますので、そう簡単には外れません。ビスを外して、下半分を浮かせて隙間を確保し、そこからツールを送り込みます。ドア前方のへこみは内部に支点を作って長いツールで直しましたが、地面に這いつくばってアクロバティックな姿勢での修理になりました。ドア後端のへこみは、かなり修理方法を試行錯誤しましたが、最終的には水抜き穴のパーツを外し、ドア内部に板を入れて支点を作って修理しました。どちらもキツイ姿勢と蛍光灯と目の位置関係が悪く、かなりしんどい作業でした。
修理結果は、ご覧のとおり完璧に直りました。これでまた買ったばかりの新車を大切に乗っていこうという気持ちになれると思いますので、デントリペアで再塗装なしに修理できた価値は高いと思います。(自画自賛でスミマセン)
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