« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年12月30日 (土)

2006年12月30日 ポッキリ

今回はちゃんと写真が撮れましたので、プレスラインがポッキリ折れているケースの実例として掲載します。

061230_095919

「左リアドアの、1円玉くらいの凹みです。」ということで、よくあるパターンだなと想像して伺いました。実車を拝見すると、プレスラインがポッキリ折れていました。(地面の線と重なってプレスラインがあまり写ってませんが...苦笑)凹みを斜め後方から見ると、500円玉より大きいのがご理解いただけると思いますが、一般の方は、正面から見た時の大きさで表現されますので、1円玉くらいに見えます。(電話やメールでは、このギャップをある程度織り込んで見積り額はお伝えしますので、なんだ結構高いんだと思われるお客様が多いかもしれません。)

まずは、ウィンドウを下げて隙間からツールを送り込んで修理開始。比較的直しやすい位置なんですが、いかんせんプレスラインが折れてしまっていますので、細いツールではテンションがかかりません。支点となるガラスがもたないかもしれませんし、ツールもねじ切れるくらいの力が必要です。

「こりゃ無理っぽいな。」と、さっさとあきらめて内張りを外すことにしました。ホンダのストリームでしたが、まだ新しくて、おまけに気温がかなり低かったので固い固い...(大汗)そのくせ、内側のビニールを粘着しているゴムはホンダ車特有のネチョネチョ...手や袖に付いたまま作業すると内装などに間接的に付いてしまったりするので、その都度ふき取りながら作業を進めるので、一向にはかどりません。

061230_113647

ようやく内張りを外し終わり太いツールで修理再開。しかし、支点となる部分が弱く凹みに力が伝わりにくいので支点を補強し、ようやくグイグイと凹みを押し戻すことが出来ました。環境さえ整えば、こういったプレスラインの折れも綺麗に修復できます。(修理後の画像には、プレスラインが少し写ってますね。笑)

そして再び苦労して内張りを装着。「やっと終わった...」とツールを片付けはじめたところで...「しまった...支点を補強したままだった...」_| ̄|○ガックリ・・

ということで、またしても内張りの脱着。凹みの修理より内張りの脱着のほうが時間がかかってしまいました。お客様、長い時間お待たせして申し訳ございませんでした。

デントリペア-DEEP CONCENTRATION

|

2006年12月28日 (木)

2006年12月27日 想定外

「あっ」という間に今年も終わりです。このブログも、さっそく3日坊主ならぬ1日坊主...になっていましたので、久しぶりに更新しようかと。(簡単な修理結果を載せても仕方ないしなあ...とか思いながら、なかなか掲載できるような画像も撮れず、そのうち更新しようと思っていたら...このザマです。苦笑)

今回も掲載できるような画像が撮れた訳ではありませんが、ネタになりそうなクルマだったので更新する気になりました。

「W203」いわゆる子ベンツの修理依頼でした。「オークションで5点ついていたので買ったのだがエクボがドア3面にあったので直したい。」とのこと。エクボは透かすようにして見ないとわからないくらいですということで、5点ついてるし、今回は簡単に直せるなと思って、見積額を伝えてから伺いました。しかし、タイトルのとおり予想外に...

右フロントドアは、ドアノブの下に親指で押したような凹みで、まあこれはオークション査定では見逃すかなあといった感じで、特に問題なく修理完了。

061227_181324

右リアドアは、ドアノブとモールの中間付近に、しっかりと入ったエクボでした。まあ、これも難易度は高くないなと、ウィンドウを下げて隙間からツールを送り込みました。ところが、インパクトビームがじゃまでツールが入りません。そこでドア内張りを外して中を確認しようとしたところ、どういう訳か内張りを外した痕跡があり、インナーハンドルの爪が少し割れていました。慎重に内張りを外し確認したところ、ちょうどビームがボディ外板に張り付いている部分が凹んでいて簡単には直せないことが判明しました。ビームは、硬質の発泡ゴムのような接着剤で隙間無く貼り付けてあるので、それを部分的に削り取り数ミリの隙間を確保します。そしてその隙間から修理するのですが、ビームと凹みの位置関係が悪く悪戦苦闘となりました。使えそうなデントツール、マイナスドライバー、最後にはヘキサレンチまで投入して何とか修復完了。(画像は修復後に撮影した物です。修復前の画像はうまく撮影できてませんでした。m(_ _)m)

最後に左フロントドアですが、モールの少し上に6cmくらいのスジが入ったような薄いが面積は広い凹みがありました。蛍光灯を透かしこんで確認すると、明らかに不自然な凹みで、これは、他のデントリペア業者が修理した痕跡だなとわかりました。ここで、今回のクルマがオークション出品前に一度デントリペア業者によって点数アップを図られたクルマであることが想像できました。つまり、右リアドアも一度修理をトライして内張りを外したが断念し、この左フロントドアもある程度直したところで断念したということでしょう。(オークション出品車のデントリペアは、予算の関係もあり手間のかかる修理や時間のかかる修理は深追いしないケースがあります。なので技術力不足と断定することは出来ません。)さすがに元の凹みが大きかったようで鉄板の伸びがきつく、完全には戻せませんでしたが、まあ、ほぼわからないくらいまでには修理できました。他にもあった凹みをおまけで直して作業完了。(修理前の時点で凹みが薄く写真に写らないと思ったので撮影しませんでした。)

当初の予想よりかなり難航しましたが、最初にお伝えしていた見積額の範囲で費用を頂きましたので、まずまずお得な修理だったのではないかと思います。

デントリペア-DEEP CONCENTRATION

|

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »