2006年12月30日 ポッキリ
今回はちゃんと写真が撮れましたので、プレスラインがポッキリ折れているケースの実例として掲載します。
「左リアドアの、1円玉くらいの凹みです。」ということで、よくあるパターンだなと想像して伺いました。実車を拝見すると、プレスラインがポッキリ折れていました。(地面の線と重なってプレスラインがあまり写ってませんが...苦笑)凹みを斜め後方から見ると、500円玉より大きいのがご理解いただけると思いますが、一般の方は、正面から見た時の大きさで表現されますので、1円玉くらいに見えます。(電話やメールでは、このギャップをある程度織り込んで見積り額はお伝えしますので、なんだ結構高いんだと思われるお客様が多いかもしれません。)
まずは、ウィンドウを下げて隙間からツールを送り込んで修理開始。比較的直しやすい位置なんですが、いかんせんプレスラインが折れてしまっていますので、細いツールではテンションがかかりません。支点となるガラスがもたないかもしれませんし、ツールもねじ切れるくらいの力が必要です。
「こりゃ無理っぽいな。」と、さっさとあきらめて内張りを外すことにしました。ホンダのストリームでしたが、まだ新しくて、おまけに気温がかなり低かったので固い固い...(大汗)そのくせ、内側のビニールを粘着しているゴムはホンダ車特有のネチョネチョ...手や袖に付いたまま作業すると内装などに間接的に付いてしまったりするので、その都度ふき取りながら作業を進めるので、一向にはかどりません。
ようやく内張りを外し終わり太いツールで修理再開。しかし、支点となる部分が弱く凹みに力が伝わりにくいので支点を補強し、ようやくグイグイと凹みを押し戻すことが出来ました。環境さえ整えば、こういったプレスラインの折れも綺麗に修復できます。(修理後の画像には、プレスラインが少し写ってますね。笑)
そして再び苦労して内張りを装着。「やっと終わった...」とツールを片付けはじめたところで...「しまった...支点を補強したままだった...」_| ̄|○ガックリ・・
ということで、またしても内張りの脱着。凹みの修理より内張りの脱着のほうが時間がかかってしまいました。お客様、長い時間お待たせして申し訳ございませんでした。
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